勝俣恒久かかつまたつねひさ
東京電力 元社長・会長[日本]
1940年 3月29日 生 (満85歳)
勝俣 恒久(かつまた つねひさ、1940年3月29日 - 2024年10月21日)は、日本の実業家。
東京電力代表取締役会長、同社代表取締役社長(第10代)、電気事業連合会会長、日本原燃株式会社会長、日本原子力発電取締役などを歴任。
福島第一原子力発電所事故発生当時に東京電力代表取締役会長を務めた。
来歴=
東京府東京市出身で、のちに代々木ゼミナール創設者の一人となる勝俣久作の四男である。
世田谷区立太子堂中学校、東京都立新宿高等学校、東京大学経済学部をそれぞれ卒業し、1963年に東京電力へ入社する。
新日本製鐵元副社長で九州石油元会長の勝俣孝雄は兄、丸紅元社長の勝俣宣夫は弟で、3人は産業界で勝俣三兄弟として知られ、ほかに日本道路公団元理事の勝俣邦道、東京大学名誉教授勝俣鎮夫がいる。
2024年10月21日に死去した。
84歳没。
業績=
業界で「合理主義者」として知られ、1980年代の第二次石油危機に料金課長として大口需要家の猛反対を押し切り電気料金を5割値上げした。
社長時代に、原子力発電所の検査で予定よりも早く作業を終えた下請企業に支払う報奨金制度を廃止した。
2002年10月に原発データ改竄事件で引責辞任した南直哉から東京電力社長を後継する。
先代の南と同じ企画畑出身で、電力自由化に対応し、通信分野の本格参入を手掛けた。
原発データ改竄事件の際は、社内調査委員会の委員長を務めた。
社長就任後は独占事業に温む社員に競争意識を促し ……
勝俣恒久さんが誕生してから、85年と2日が経過しました。(31048日)