西川寧にしかわやすし
書家[日本]
1902年 1月25日 生
1989年 8月24日 死去享年88歳
西川 寧(にしかわ やすし、1902年〈明治35年〉1月25日 - 1989年〈平成元年〉5月16日)は、20世紀を代表する日本の書家、金石学者、中国文学者、西域出土晋代墨蹟の書道史的研究で文学博士(慶應義塾大学)。
字は安叔。
号は靖闇。
贈正三位(没時叙位)、贈勲一等瑞宝章(没時陞叙)。
息子の西川杏太郎は奈良国立博物館長、東京国立文化財研究所所長を歴任した仏像を中心とした日本彫刻史の研究者。
略歴=
明治の大家、西川春洞の三男として東京に生まれる。
俗に「昭和の三筆」の一人とも言われる。
現代の書壇に最も影響を及ぼし、書の巨人と呼ばれ、文字学研究者として、また書壇を驚かす強烈なインパクトの作品を数々残した。
子に美術史研究者の西川杏太郎がある。
1920年(大正9年)に東京府立第三中学校を経て、1925年に慶應義塾大学文学部支那文学科を卒業、同予科講師。
1933年同志と泰東書道院・謙慎書道会を創立。
清の書家・趙之謙に傾倒し、楷書においては、六朝の書風を基礎とした豪快な書風を確立している。
1938年から40年まで外務省在外特別研究員として北京に留学し、山西(大同雲崗他)、河南(殷墟)、山東(徳州、済南他)など各地の史蹟、古碑を訪ね、1947年より62年まで東京国立博物館調査員となり、北京で中国文学、金石学、中国書法を調査研究した。
戦後、二度中国を訪問、ベルリン、パリ、ロンドン等を二回にわたって訪ね、ペリオ、スタイン、ヘディ ……
西川寧さんが誕生してから、122年と300日が経過しました。(44861日)
亡くなってから、35年と89日が経ちました。(12873日)
31988日間 生きました。