柳澤桂子やなぎさわけいこ
生命科学者[日本]
1938年 1月12日 生 (満86歳)
柳澤 桂子(やなぎさわ けいこ、1938年1月12日- )は、日本の生命科学者、サイエンスライター、ジャーナリスト、エッセイスト、歌人、お茶の水大学名誉博士。
来歴・人物=
誕生・女性生命学者として=
1938年、東京都にて、生物学者の父・小野記彦と母・キクとの間に生まれる。
お茶の水大学理学部植物学科入学、3年生の頃アメリカ・コロンビア大学の遺伝学研究生・柳澤嘉一郎と婚約。
本人も卒業後渡米し、コロンビア大学動物学部大学院に入学、嘉一郎と学生結婚。
大腸菌の研究で博士号を取得し、1963年帰国。
当時、奇遇にも同じ名である中村桂子とともに、気鋭の女性生命科学者として知られ、1960年代にジェームズ・ワトソン、フランシス・クリック両氏によって発見されたDNAの二重らせん構造は柳澤・中村によって日本にて報告された。
闘病生活=
帰国後、1963年、慶應義塾大学医学部分子生物学教室助手をつとめたのち、長男と長女を出産(長男は生物学者の柳澤純)。
育児中の31歳の頃、38℃近くの微熱、眩暈、嘔吐に見舞われ慶應義塾大学病院に入院。
自律神経失調症と診断されるが、服薬による改善は見込めず、それ以後、約2週間にわたる発病が約1ヶ月毎周期的に繰り返される難病に、現在にわたり苛まれる。
柳澤は病気による身体的な苦しみのみならず、専門医からも精神的なものであると侮辱される二重苦を味わうこととなる。
1971年、三菱化成生命科学研究所副主任研究員に着 ……
柳澤桂子さんが誕生してから、86年と313日が経過しました。(31725日)