佐伯泰英さえきやすひで
作家[日本]
1942年 2月14日 生 (満82歳)
佐伯 泰英(さえき やすひで、1942年2月14日 - )は、日本の小説家、写真家。
福岡県北九州市八幡西区生まれ。
日本大学藝術学部映画学科卒。
経歴=
実家は新聞販売店で、折尾駅構内で新聞販売などを行なっていた。
当初は家業を継ぐ予定であったが、これを断念して芸術を志すようになる。
1971年より1974年までスペインに滞在。
のち、スペインと闘牛を題材にしたノンフィクション『闘牛士エル・コルドベス 1969年の叛乱』と『闘牛はなぜ殺されるか』、小説『ゲルニカに死す』を発表。
スペインや南米など、スペイン語圏を舞台にした冒険小説や国際謀略小説を中心に良質のミステリー小説を数多く執筆するが、日本人になじみの薄い土地を舞台にしたせいか思うように売れず、ヒットに恵まれないまま1998年頃には仕事の依頼が激減。
当時執筆していた「犯罪通訳官アンナ」シリーズ(文庫化に際して「警視庁国際捜査班」シリーズと改題)打ち切りの宣告も受け、作家廃業寸前の窮地に立たされた。
この時、編集者から時代小説か官能小説の執筆を勧められた(その言葉のニュアンスから、事実上の廃業勧告に近かった)こともあり、作家として生き残りを図るべく、時代小説への転身を決断する。
1999年、初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』(文庫化の際に『悲愁の剣』に改題)を角川春樹事務所より発表。
半ば版元に押し付けるような形で、出版されるかどうかさえ分からぬ状態のまま売り ……
佐伯泰英さんが誕生してから、82年と282日が経過しました。(30233日)