ジョセフ・ヒリス・ミラーJoseph Hillis Miller Jr.
比較文学者[アメリカ]
1928年 3月5日 生
ジョセフ・ヒリス・ミラー(Joseph Hillis Miller Jr.、1928年3月5日 -2021年2月7日)は、アメリカ合衆国の文学研究者、比較文学者、批評家。
経歴=
バージニア州に、バプテスト派の宣教師でフロリダ大学教授・学長を務めたジョセフ・ヒリス・ミラー・シニアの息子として生まれる。
オバーリン大学卒、ハーバード大学大学院で修士、1952年に博士号をとる。
同年よりジョンズ・ホプキンス大学で教え、1972年イェール大学教授となる。
同僚のポール・ド・マン、ハロルド・ブルーム、ジェフリー・ハートマンらとともにイェール学派と呼ばれ、脱構築による文学批評を行う。
1986年よりカリフォルニア大学アーヴァイン校教授。
ジャック・デリダがこれに続き、弟子にはイヴ・コゾフスキー・セジウィックがいる。
著作=
Charles Dickens: The world of his novels (Harvard University Press, 1958)
The Disappearance of God: Five Nineteenth-Century Writers (Harvard University Press, 1963)
Poets of Reality: Six Twentieth-Century Writers (Harvard University Press, 1965)
The Form of Victorian Fiction: Thackeray, Dickens, Trollope, George Eliot, Meredith, and Hardy (1968)
Thomas Hardy, Distance and Desire (1970)
Charles Dickens and George Cruikshank (1971)
Fiction and Repetition: Seven English Novels (1982)
『小説と反復 七つのイギリス小説』(玉井暲、上村盛人、仙葉豊、服部典之、服部慶子、林和仁、米本弘一、川口能久、正木建治、三浦良邦訳、英宝社、1991)
The Linguistic Moment: from Wordsworth to Stevens (1985)
The Lesson of Paul de Man (1985)
The Ethics of Read ……