マルティーヌ・キャロルMartine Carol
女優[フランス]
1920年 5月16日 生
マルティーヌ・キャロル(Martine Carol、出生名Marie-Louise Jeanne Nicolle Mourer、1920年5月16日 - 1967年2月6日)は、ヴァル=ド=マルヌ県サン=マンデ出身のフランスの映画女優。
来歴=
初期=
フランス映画界のスターである女優ミシュリーヌ・プレール (Micheline Presle) とアンドレ・リュゲ (André Luguet)との出会いが人生の最初の転機となる。
リュゲのアドバイスに従い、ロベール・マニュエル (Robert Manuel) とルネ・シモン (René Simon) のもとで演劇を学んだ後、舞台女優としてのキャリアを積んだ。
マリーズ・アルレー (Maryse Arley) の芸名でルネサンス劇場における『フェードル』でマルセル・ムルージ (Marcel Mouloudji) の相手役として初舞台を踏む。
占領下の時代、多くのフランス人俳優と同様に、アルフレート・グレーフェン (Alfred Greven) の支配下にあったドイツのコンチネンタル・フィルムの資本による映画に出演した。
アンリ=ジョルジュ・クルーゾーの目に留まり、コレット原作『牝猫』Le chat の映画化にキャスティングされるが、製作には至らなかった。
1941年、『六人の最後の者』 Le dernier des six でピエール・フレネー (Pierre Fresnay)、ジャン・テシエ (Jean Tissier) と共演、レイミュ (Raimu) 主演『Les inconnus dans la maison』に出演するも、いずれもクレジットはされず。
1943年、マルティーヌ・キャロル名義(この芸名はフランソワ・ペリエ (François Périer) によって名付けられた)でペリエ、ポール・ムリッス (Paul Meurisse) と共 ……