和田繁明わだしげあき
経営者、西武百貨店 元社長[日本]
1934年 1月3日 生 (満90歳)
和田 繁明(わだ しげあき、1934年1月3日 - 2022年7月25日)は、日本の実業家。
西武グループ関連などの百貨店業態改革に一貫して取り組み、危機になると助っ人として現れることから「百貨店の再建請負人」と評された。
人物・来歴=
西武百貨店入社=
東京本郷の商家に生まれる。
早稲田大学高等学院、早稲田大学政治経済学部を卒業。
大学在学中は早大弁論部に所属した。
卒業後の就職先としてマスコミ業界入りを志向、在京放送局のアナウンサー試験を受験するも全敗となる。
次に新聞社を狙うもこれまた不採用となる。
そこで方針を変え学生時代のアルバイト経験を活かそうと百貨店入りを目指し松坂屋を受験。
役員面接まで進むも不採用となる。
仕方なく最後の望みを託し西武百貨店を受験する。
面接まで進んだところ、面接陣の中央に2年前に店長就任した堤清二が鎮座していた。
仕事に関する質問が済んだ後に趣味の話となり、和田は好きな花づくりについて触れ「土いじりをしていると心がやすまる」との趣旨を述べた。
和田はこの際のやり取りが堤の琴線に触れ採用につながったと理解している。
1957年、学卒2期生として西武百貨店に入社。
以来栄進を重ね、高品質既製紳士服「テッドラピドス」の導入を成功させた功績で35歳で取締役に抜擢され、40歳で常務に就任。
売場を店員に任せるショップマスター制度を考案。
社内外で将来の社長候補として嘱望されていた。
和田繁明さんが誕生してから、90年と322日が経過しました。(33195日)