奥野正男おくのまさお
考古学者[日本]
1931年 11月15日 生
2020年 6月6日 死去享年90歳
奥野 正男(おくの まさお、1931年11月15日 - 2020年6月6日)は、日本の考古学者、古代学者。
元筑紫古代文化研究所代表。
元東アジアの古代文化を考える会会長。
元宮崎公立大学教授。
来歴=
北海道札幌市出生、美唄市出身。
炭鉱で働きながら美唄東高等学校定時制を卒業。
三井美唄炭鉱などに勤務の傍ら、リアリズム研究会や日本民主主義文学同盟に所属し、雑誌『現実と文学』『民主文学』などに小説を発表。
1965年には小説「地底の炎」で第3回リアリズム文学賞を受賞している。
後に古代史に関心を向け、1980年『邪馬台国』創刊1周年記念論文で最優秀賞受賞。
1981年第6回郷土史研究賞特別賞受賞。
以後、邪馬台国九州説の立場から、多数の著書を著す。
文献資料のみならず、出土品などを徹底的に検証した実証的研究を特色とし、三角縁神獣鏡については、それまでの主流であった魏国製説に対して、古墳時代に日本国内で造られた模造品であるという説を唱えた。
また旧石器捏造事件で、藤村新一一人ではなく、周囲の学者たちの責任をも問うた『神々の汚れた手』で2004年毎日出版文化賞受賞。
著書=
邪馬台国はここだ 鉄と鏡と「倭人伝」からの検証 毎日新聞社 1981 のち徳間文庫
考古学から見た邪馬台国の東遷 毎日新聞社 1982
邪馬台国の鏡 三角縁神獣鏡の謎を解く 新人物往来社 1982
邪馬台国発掘 畿内か北九州か-永年の論争に終止符を打つ! PHP研究所 1983 のち文庫
騎馬民族の来た道 ……
奥野正男さんが誕生してから、93年と137日が経過しました。(34105日)
亡くなってから、4年と298日が経ちました。(1759日)
32346日間 生きました。