小林恭二こばやしきょうじ
作家[日本]
1957年 11月9日 生 (満67歳)
小林 恭二(こばやし きょうじ、1957年11月9日 - )は、日本の小説家、俳人。
専修大学文学部教授。
メタ・フィクション的なユーモアに富んだ作風で知られる。
人物=
兵庫県西宮市生まれ。
神戸製鋼専務取締役を務めた小林俊夫を父に持つ。
父は奇矯な人物で、第一高等学校在学時代に橋川文三と親友になり、1970年三島由紀夫が自殺した際、橋川が小林の父のところへ来たという。
東京大学文学部美学芸術学専修課程卒業。
同学科に宮城聰がいた。
東京大学在学中には東大学生俳句会に所属し、のちに『俳句という遊び』『短歌パラダイス』といった著作で、「句会」「歌会」の楽しさを一般に紹介する。
1984年に『電話男』第3回海燕新人文学賞を受賞してデビュー。
1985年には『小説伝』が第94回芥川賞候補となった。
1998年、第11回三島由紀夫賞を『カブキの日』で受賞。
その前には作家廃業を考え、筒井康隆に相談して慰留されたという。
2004年専修大学教授となる。
筒井康隆、堀晃、薄井ゆうじ、佐藤亜紀との5名で、「JALInet」(JAPAN LITERATURE net)を創設。
著書=
小説=
『電話男』福武書店、1985 のち文庫、ハルキ文庫
『小説伝・純愛伝』福武書店、1986 のち文庫
『ゼウスガーデン衰亡史』福武書店、1987 のち文庫、ハルキ文庫
『半島記・群島記』新潮社、1988
『荒野論』福武書店、1991 のち文庫
『悪夢氏の事件簿』集英社、1991 のち文庫
『瓶の中の旅愁』福武書店、1992 のち文庫
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小林恭二さんが誕生してから、67年と12日が経過しました。(24484日)