シドニー・アルトマンSidney Altman
分子生物学者[カナダ→アメリカ]
1939年 5月7日 生
2022年 4月5日 死去享年84歳
シドニー・アルトマン(Sidney Altman, 1939年5月7日 - 2022年4月5日)は、カナダ生まれの分子生物学者。
イェール大学の分子生物学、細胞生物学、進化生物学、化学の教授である。
1989年、RNAの触媒機能の発見によりトーマス・チェックとともにノーベル化学賞を受賞した。
アルトマンは存命していた頃、「米国のための科学者と技術者」のアドバイザリー委員を務めていた。
2022年4月5日、長い闘病生活の末死去した。
82歳没。
教育=
アルトマンはケベック州のモントリオールに生まれた。
1960年にマサチューセッツ工科大学から学士号を得て、18か月間をコロンビア大学の物理学部の大学院生として過ごした。
その後、1967年にコロラド大学から生物物理学の博士号を得た。
ノーベル賞の研究=
シドニー・アルトマンはリボザイムであるリボヌクレアーゼPの酵素機能の発見によってノーベル賞を授与された。
リボヌクレアーゼPは、構造RNA分子1つと、1つ(真正細菌)のあるいは複数(真核生物及び古細菌)のタンパク質からなるリボタンパク質複合体の一部である。
元々は真正細菌のリボヌクレアーゼPでは、タンパク質のサブユニットが触媒活性部位であり、tRNAの成熟に関わるものだと考えられていた。
ところが試験管内での複合体の再構築の実験の際に、アルトマンらはRNA分子単独でも触媒活性を持っていることを発見した。
この発見で、彼はノーベル賞を受賞することになった。
リボヌクレア ……
シドニー・アルトマンさんが誕生してから、85年と199日が経過しました。(31245日)
亡くなってから、2年と230日が経ちました。(961日)
30284日間 生きました。