向坂逸郎さきさかいつろう
経済学者[日本]
1897年 2月6日 生
1985年 1月22日 死去享年89歳
向坂 逸郎(さきさか いつろう、1897年2月6日 - 1985年1月22日)は、日本のマルクス経済学者・社会主義思想家。
九州大学教授・社会主義協会代表を歴任。
来歴・人物=
学生時代=
福岡県大牟田市に会社員の息子として生まれる。
弟に向坂正男、山崎八郎がいる。
福岡県立八女中学校(1年夏から3年夏までは北海道庁立小樽中学校に転校。
)、同県立小倉中学校、第五高等学校を経て、1921年に東京帝国大学(現東京大学)経済学部を卒業すると、東京帝大の助手となった。
五高在学中、ドイツ語の勉強のために、カール・マルクスの著作を読んだことからマルクス主義に傾倒するようになったという。
ドイツ留学と結婚=
1922年11月より1925年5月までドイツ・ベルリンに留学。
留学中はマルクス主義関係の著作を読むことに専念、この時期にマルクス主義の世界観をほぼ確立した。
当時のドイツは第一次世界大戦後の猛烈なインフレーションによりマルクが暴落しており(ヴァイマル共和政のハイパーインフレーション)、向坂は外貨でマルクス主義に関する貴重な書物を大量に買い集めることが出来た。
向坂がマルクス主義文献の収集家となった基礎はこのときに築かれたと言ってよい。
これより先、1922年10月嶺ゆきと婚約、帰国後の1925年6月、土屋喬雄夫妻を仲人役に結婚した。
九州帝国大学教授に=
ドイツから帰国すると、九州帝国大学(現九州大学)助教授に任命され、1926年には教授に昇進した ……
向坂逸郎さんが誕生してから、127年と290日が経過しました。(46677日)
亡くなってから、39年と306日が経ちました。(14551日)
32126日間 生きました。