難波利三なんばとしぞう
作家[日本]
1936年 9月25日 生 (満88歳)
難波 利三(なんば としぞう、男性、1936年9月25日 - )は、日本の小説家。
日本文芸家協会、日本ペンクラブ、各会員。
堺市南区在住。
略歴=
島根県邇摩郡温泉津町(現・大田市)の宮大工の家に生まれる。
苦学して、1960年 関西外国語大学英米語学科中退。
大阪で流しのギター弾きをする。
プラスチック業界新聞に勤務。
病気に倒れ結核で療養所にいた時、「小説新潮」の懸賞に2度入選(1964年の「夏の終わる日」等)。
1965年退院すると、英語塾を開く傍ら、本格的に書き始める。
1970年からオール読物新人賞に応募し、「地虫」で1972年受賞、同作で直木賞候補となる。
「雑魚の棲む路地」で同候補。
1974年「イルティッシュ号の来た日」、1975年「天を突く喇叭」、1978年「大坂希望館」と、五回直木賞候補となる。
黒岩重吾に半ば師事し官能小説などを書いていたが、戦前戦後の大阪市西成区山王を舞台に下積みの芸人たちを描いた『てんのじ村』で1984年に直木賞を受賞してからは、上方演芸の世界を描く作家として知られるようになった。
1988年に大阪市教育委員に就任後は、居住地である大阪を中心に、行政が行なう各種行事の委員に選ばれるなど(なにわ大賞選考委員長、大阪女性基金プリムラ大賞選考委員 他)、文化人的な活動に移った。
受賞・役職=
1964年、「夏の終わる日」で小説新潮新人賞
1972年、「地虫」でオール讀物新人賞。
1984年、「てんのじ村」で第91回直木賞。
難波利三さんが誕生してから、88年と58日が経過しました。(32200日)