ジャック・ルーボーJacques Roubaud
詩人、数学者[フランス]
1932年 12月5日 生
2024年 12月5日 死去享年93歳
ジャック・ルーボー(Jacques Roubaud, 1932年12月5日 - 2024年12月5日)は、フランスの詩人、エッセイスト、小説家、数学者である。
来歴=
1932年、フランス、ローヌ県に生まれる。
デビュー当時から詩の言語と構成の探求に取り組み、遊戯的であると同時に創意と工夫を凝らした詩を提唱してきた。
最初の書物『 ∈ 』(1967年)は、囲碁のモデルに基づいて組み立てられていて、レーモン・クノーと黎明期のウリポ(潜在的文学工房)の運動に歓迎された。
そして、それに続く数々の詩集で彼の企ては追求される。
例えば、短歌と俳句の試みである。
『もののあはれ』(1970年)、『31の3乗』(1973年)、『自伝第十章』(1977年)に続き、妻の死から着想を得た詩集『なにか くろい もの』(1986年)ではすべてが9という数に支配されるという形式上の制約が虚無体験と密接に符合して展開される。
そしてジャック・ルーボーは詩と並行してアンソロジーやエッセイの批評的著作も書き理論的考察も深める。
さらに翻訳、小説の数々も著作している。
代表作は「ロンドンの大火」シリーズであり、日本では『麗しのオルタンス』シリーズが翻訳されている。
2021年ゴンクール詩人賞受賞。
2024年12月5日に死去。
92歳没。
邦訳作品=
『麗しのオルタンス』高橋啓訳、東京創元社、創元推理文庫、2009.1
『ジャック・ルーボーの極私的東京案内』田中淳一訳、水声社、2011.7
『誘拐されたオルタンス』高橋啓訳、東 ……
ジャック・ルーボーさんが誕生してから、92年と44日が経過しました。(33647日)
亡くなってから、44日が経ちました。
33603日間 生きました。