バリー・シャープレスKarl Barry Sharpless
化学者[アメリカ]
(ノーベル化学賞を2度受賞)
1941年 4月28日 生 (満83歳)
カール・バリー・シャープレス(Karl Barry Sharpless、1941年4月28日 - )は、アメリカ合衆国の化学者。
不斉合成、クリックケミストリーの業績により知られ、ノーベル化学賞を2回受賞している。
2001年、「キラル触媒による不斉合成の研究」によりウィリアム・ノールズ、野依良治の2名と共に、1度目のノーベル化学賞を受賞した。
2022年、「クリックケミストリーと生体直交化学の開発」によりキャロライン・ベルトッツィ、モーテン・P・メルダルの2名と共に、2度目のノーベル化学賞を受賞した。
シャープレスは、マリー・キュリー、ジョン・バーディーン、ライナス・ポーリング、フレデリック・サンガーと並んでノーベル賞を2回受賞した5人目の人物であり、同じ分野で2回受賞した3人目の人物である。
→「ノーベル賞を2回受賞した人」を参照
略歴=
アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれた。
子供時代は、ニュージャージー州のマナスクアン川沿いにある家族の別荘で夏を過ごした。
シャープレスはここで釣りへの愛を育み、大学時代の夏は漁船の仕事に費やし、生涯を通じて釣りを続けることになる。
1959年、Friends' Central Schoolを卒業し、ダートマス大学で進学、1963年に同大学にて学士(教養)を取得した。
シャープレスは当初、学部卒業後に医学部に進学する予定だったが、教授に化学の教育を続けるよう説得されたため、化学の道を選んだ。
その後1968年にはスタンフォー ……
バリー・シャープレスさんが誕生してから、83年と207日が経過しました。(30523日)