ロバート・グラブスRobert Howard Grubbs
化学者[アメリカ]
1942年 2月27日 生
2021年 12月19日 死去享年80歳
ロバート・ハワード・グラブス(Robert Howard Grubbs, 1942年2月27日 - 2021年12月19日)は、アメリカ合衆国の化学者。
2005年にオレフィンメタセシスの研究業績によりイヴ・ショーヴァン、リチャード・シュロックとともにノーベル化学賞を受賞した。
経歴=
ケンタッキー州マーシャル郡のカルヴァート・シティに生まれる。
1963年にゲインズビルのフロリダ大学を卒業し、1968年にニューヨークのコロンビア大学のロナルド・ブレスローの元で博士号を得た。
スタンフォード大学のジェームス・コールマンの下で1年働いた後、ミシガン州立大学に移った。
1978年にカリフォルニア工科大学に移籍し化学科の教授を務めた。
主に有機金属触媒を研究対象としており、オレフィンメタセシスに用いられるグラブス触媒の開発が業績として著名である。
他にもリビング重合の研究でも業績をあげている。
グラブス触媒=
1993年にグラブスは、ルテニウムをベースとした新しいオレフィンメタセシス反応のための触媒を開発に成功した。
このグラブス触媒は水や酸素に安定で非常に扱いやすく、これまでの有機金属反応の常識を大きく塗り替えるものだった。
グラブス触媒はその後さらに改善され、市販されている。
グラブス触媒の特性は、ケトン、アルコール、エステル、アミドなど反応を起こしやすい原子団とは全く反応せずに、最も反応しにくいとされる二重結合のみと選択的に反応する点である。
主な受賞 ……
ロバート・グラブスさんが誕生してから、82年と267日が経過しました。(30218日)
亡くなってから、2年と337日が経ちました。(1068日)
29150日間 生きました。