清水卯一しみずういち
陶芸家[日本]
(人間国宝)
1926年 3月5日 生
2004年 2月18日 死去大腸がん享年79歳
清水 卯一(しみず ういち、1926年3月5日 - 2004年2月18日)は日本の陶芸家。
京都府京都市東山区五条生まれ。
1985年人間国宝に認定。
略歴=
1926年(大正15年)3月5日、京焼陶磁器卸問屋を営む生家の長男として誕生した。
11歳で父が急死したため、1938年(昭和13年)、家業を継ぐことを目的として立命館商業学校(後の新制立命館高等学校)に入学するも、作陶に興味を抱き同校を2年修了後の1940年に中退。
14歳で石黒宗麿に師事し、通い弟子として陶芸を学ぶ。
しかし国の戦時体制強化が影響したため弟子期間は数か月に終わり、その後は自宅にろくろ場を設け自作を開始した。
翌1941年国立京都陶磁試験場に伝習生として入所、同所では日根野作三、水町和三郎の指導を受けた。
1943年に京都市立工業研究所窯業部助手になるが終戦と共に職を辞し、その後は自宅陶房を中心に陶芸活動に専念した。
1947年に前衛陶芸家集団「四耕会」の結成に参加したほか、1949年には「緑陶会」「京都陶芸家クラブ」などの結成にも参加している。
1957年より日本工芸会正会員。
1958年(昭和33年)開催のブリュッセル万国博覧会にてグランプリを獲得し日本国外でも高い評価を得た。
1985年4月13日、師事した石黒宗麿に続く重要無形文化財「鉄釉陶器」の保持者、いわゆる人間国宝に認定された。
1970年(昭和45年)には滋賀県志賀町の蓬莱山麓に転居し登り窯の蓬莱窯を築き、以後の作品制作の場とした。
1986年 ……
清水卯一さんが誕生してから、98年と262日が経過しました。(36057日)
亡くなってから、20年と278日が経ちました。(7583日)
28474日間 生きました。