北見治一きたみはるかず
俳優[日本]
1920年 7月30日 生
1995年 死去享年76歳
北見 治一(きたみ はるかず、1920年〈大正9年〉7月30日 - 1995年〈平成7年〉10月23日)は、日本の俳優、演劇研究家。
本名同じ。
神奈川県横須賀市出身。
早稲田大学国文科卒業。
六月劇場に所属していた。
人物・来歴=
大学在学中に劇団「若い仲間」を結成して演劇活動を行う一方、同人誌「演技研究」を発刊する。
1943年より兵役のためフィリピン・レイテ沖海戦に加わる。
1949年、女優の杉村春子の紹介で文学座に参加し、1950年の舞台『わが心の高原』(ユージン・オニール)ので、杉村の相手役を演じる。
岩田豊雄を師と仰ぎ、中村伸郎らと親しかった。
1963年、三島由紀夫の『喜びの琴』事件で脱退し、1964年の劇団NLT結成に参加する。
ほか多くの舞台、映画、テレビに硬軟(悪役と好人物)を使い分ける人間味溢れる名脇役として出演した。
1969年のテレビドラマ『守ルモ攻メルモ』(TBS)では、アパートの住民の一人で、アパート内の家事全般を引き受けていることからオカアサンの愛称で呼ばれる男性役でレギュラー出演。
当時の紹介記事の中で「はじめは料理を作ったりする役なので戸惑いましたが、一風変わったホームドラマなので楽しいです」と述べている。
1988年、著書『回想の文学座』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
出演=
映画=
生きる(1952年)
壁あつき部屋(1956年)
黒い河 (1957年)
暗夜行路(1959年)
俺の背中に陽が当る(1963年)
軍旗はためく下に(1972年) - ……
北見治一さんが誕生してから、104年と224日が経過しました。(38210日)