高橋弘希たかはしひろき
作家、ミュージシャン[日本]
(「送り火」で第159回芥川賞受賞)
1979年 12月8日 生 (満44歳)
高橋 弘希(たかはし ひろき、1979年12月8日 - )は、日本の小説家。
青森県十和田市生まれ。
経歴=
父は黒石市、母は十和田市出身で、親の仕事の関係で関東地方を転々として育つ。
文教大学を卒業後、予備校講師として勤務しながらロックバンドで活動。
2014年に太平洋戦争を題材にした「指の骨」で新潮新人賞を受賞しデビュー。
「指の骨」を含め3作が芥川賞候補となり、2018年に「送り火」で第159回芥川賞を受賞。
青森県出身者の芥川賞受賞は三浦哲郎以来57年ぶり2人目で、同年12月に第1号となる十和田市市民栄誉賞を授与された。
「送り火」は東京から青森へ引っ越した中学生を主人公にいじめ問題を描いた小説で、父の出身地の黒石市が主な舞台となっており、大川原の火流しや津軽弁などのご当地ネタが数多く登場する。
芥川賞贈呈式後の取材では、今後青森県を舞台にした作品を書く可能性について「小説として書くことは多分ない。
今回(「送り火」)でほとんど書いてしまったので」と語っている。
人物=
小学生の頃から将棋が強く、プロ棋士を目指し自ら「高橋システム」と名付けた矢倉囲いの戦術を考案した。
大学在学中に研究の成果を試すため新宿将棋センターで加藤一二三と指してみたところ完敗し棋士になる夢を諦め、次に目指したのが作家だった。
将棋は観る専門となったが、「将棋は小説を書いていく過程と似ている。
『なんとなく』で進んでいくところが」 ……
高橋弘希さんが誕生してから、44年と349日が経過しました。(16420日)