井上輝夫いのうえてるお
フランス文学者、詩人[日本]
1940年 1月1日 生
2015年 8月25日 死去特発性肺線維症享年76歳
井上 輝夫(いのうえ てるお、1940年1月1日 - 2015年8月25日)は、日本のフランス文学者、詩人、翻訳家。
慶應義塾大学名誉教授。
略歴=
兵庫県西宮市夙川生まれ。
慶應義塾大学文学部仏文学科卒業。
同大学大学院を経て、フランスのニース大学で博士号取得。
弟弟子にル・クレジオがいた。
留学時代にキリスト教に入信。
慶應義塾大学経済学部助教授・教授を経て、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の新設に参画し、1990年同キャンパス総合政策学部教授。
1999年から慶應義塾ニューヨーク学院長就任。
2005年定年退職、名誉教授、中部大学人文学部教授。
2010年、同大学を退職。
1961年、会田千衣子、岡田隆彦、吉増剛造、鈴木伸治とともに詩誌『ドラムカン』を創刊、詩人として活動した。
吉増の第一詩集「出発」の序文を記している。
慶應義塾大学中高等部の側にある「旅人かえらず」の詩碑の設置に関わった。
西欧文化のみならず、アラブ文化・イスラームに敏感な横顔もあった。
2015年8月25日、特発性肺線維症のため死去。
75歳没。
家族=
父の井上光二は童話を書いており、その童話をまとめた『草の芽 井上光二遺稿童話集』(発行者 井上輝夫、昭和61年)を刊行した。
また、妹を戦災で失って悲しむ様子を、吉増剛造が書き留めている。
著書=
詩集
『旅の薔薇窓』(書肆山田) 1975
『夢と抒情と』(思潮社) 1979
『秋に捧げる十五の盃』(書肆山田) 1980
『冬ふ ……
井上輝夫さんが誕生してから、84年と325日が経過しました。(31006日)
亡くなってから、9年と89日が経ちました。(3376日)
27630日間 生きました。