瀬川菊之丞せがわきくのじょう
歌舞伎役者・7代目[日本]
1957年 2月15日 生 (満67歳)
瀬川 菊之丞(せがわ きくのじょう)は歌舞伎の名跡。
かつては江戸歌舞伎の女形を象徴する大名跡だった。
現在では前進座出身の俳優が七代目を名乗っている。
屋号は濱村屋。
定紋は丸に結綿。
初代 瀬川菊之丞
出身地は摂津とも京都ともいわれる、1693–1749。
初代瀬川吉次 → 初代瀬川菊之丞
二代目 瀬川菊之丞
初代の養子、1741–73。
実父は富農・清水半六。
瀬川権次郎 → 二代目瀬川吉次 → 二代目瀬川菊之丞
三代目 瀬川菊之丞
二代目の死後瀬川家に入る、1751–1810。
実父は舞踊市山流の家元初世市山七十郎。
市山七之助(富士屋)→ 市山富三郎(富士屋)→ 瀬川富三郎 → 三代目瀬川菊之丞 → 三代目瀬川路考 → 瀬川仙女
贈四代目 瀬川菊之丞
三代目の婿養子、1782–1812。
実父は江戸木挽町の芝居茶屋主人猿屋伊八といわれるが、実は二代目中村十蔵と伊八の娘とのあいだに出来た子だったという。
坂東千之助 → 中村千之助 → 瀬川菊之助 → 瀬川路之助 → 四代目瀬川路考 → 贈四代目瀬川菊之丞(追贈)
五代目瀬川菊之丞(右)。
市川團十郎 (7代目)と暫で。
勝川春亭画。
1819年
五代目 瀬川菊之丞
四代目の養子、1802–32。
実父は初代瀬川路三郎(のちの初代嵐璃光)。
瀬川多門 → 五代目瀬川菊之丞
六代目 瀬川菊之丞
四代目岩井久次郎の養子、1907–76。
実父は四代目久次郎の実弟。
姻戚筋の瀬川家を再興したのち梨園を離れ前進座の俳優に転じる。
瀬川仙 ……
瀬川菊之丞さんが誕生してから、67年と294日が経過しました。(24766日)