中野正貴なかのまさたか
写真家[日本]
1955年 8月2日 生 (満69歳)
中野 正貴(なかの まさたか、1955年8月2日 - )は、日本の写真家。
人の姿が全く無い東京の風景を撮影した「TOKYO NOBODY」をはじめ、都市を独自の視点で捉えた作風で知られている。
経歴=
1955年、福岡県に生まれる。
1956年、この年より東京在住。
東京都立武蔵丘高等学校卒業(26回生)。
1979年、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン科卒業。
写真家、秋元茂に師事。
1980年頃より雑誌表紙、各種広告撮影を手掛ける。
2001年、写真集「TOKYO NOBODY」で日本写真協会賞新人賞を受賞。
2005年、写真集「東京窓景」で第30回木村伊兵衛写真賞を受賞。
作品=
「TOKYO NOBODY」(2000年、リトル・モア)
「CUBA Dia Y Nocheキューバ 昼と夜」(2000年、求龍堂)
「SHADOWS」(2002年、リトル・モア)
「東京窓景」(2004年、河出書房新社)
「TOKYO BLACKOUT」(2005年、ぴあ)
「MY LOST AMERICA」(2007年、リトル・モア)
「TOKYO FLOAT」(2008年、河出書房新社)
「亜洲狂詩曲 アジアンラプソディ」(2013年、クレヴィス)
「TOKYO Snap Shots」(2017年、IBCパブリッシング)
「東京」(2019年、クレヴィス)
エピソード=
「TOKYO NOBODY」は、帰省や行楽で人通りの少ない年始の1月や、大型連休のある5月などに集中して撮影が行なわれた。
撮影期間は10年にも及んだ。
作家の三崎亜記が、自身の著作「失われた町」の創作のきっかけは「TOKYO NOBODY」を見たことだとインタビューで明らかにしている。
「TOKYO BLACKOUT」は映画「大停電の ……