島尾伸三しまおしんぞう
写真家[日本]
1948年 生
島尾 伸三(しまお しんぞう、1948年7月7日 - )は、日本の写真家、作家。
来歴=
神戸市生まれで、奄美大島育ち。
東京造形大学造形学部写真専攻科卒業。
父は作家の島尾敏雄。
母は島尾ミホ。
妻は写真家の潮田登久子、娘は漫画家のしまおまほ。
1974年に東京造形大学造形学部映像学科に入学し、父の島尾敏雄からリコーワイドを譲り受けた。
父が骨董や高級品が嫌いであり、また政治が流行し高級品を持つことが反社会的な行為と捉えられる時代でもあり、ライカやハッセルブラッドなどは嫌いであった。
当時高価であった一眼レフカメラ購入を当然のように勧める大学や、嬉しげに高級機を持ち歩く同級生に反感を持ち、普及版のカメラで身辺の日常を撮影するようになった。
このリコーワイドに関して島尾敏雄は吉行淳之介から貰った旨説明していたが、後日に伸三が本人に手紙で確認したところでは、実際にはそうではなかったという。
現像所で営業職として働く傍ら1975年、初の個展「China Town」を開催するなどフリーランスの写真家として活動を開始した。
1978年、同じく写真家である潮田登久子との間に娘・真帆が生まれ、籍を入れる過程で婚姻届を提出し結婚。
妻や子を被写体にその日常生活の一コマを撮り、それにエッセイを添えたシリーズで知られる。
妻の潮田登久子との共著で中国、香港、マカオの一般庶民の生活や雑貨などを撮った旅のガイド本シリーズがある。
……