生年月日データベース

アドルフ・バスティアンAdolf Bastian

民俗学者[ドイツ]

1826年 6月26日

1905年 2月2日 死去享年80歳

ドイツの民族学者。民族学の父とよばれる。民族学の草創期の代表的な学者で、その功績は、世界各地を調査旅行したこと、ベルリン民族学博物館を研究機関として設立し、『民族学雑誌』の発刊に参与したこと、世界各地における文化の一致と相違を説明するため、原質思念と民族思念という概念を提出したこと、が主なものである。バスティアンはその多くの調査旅行において、博物館標本を集め、旅行記を残し、また消滅しようとしている未開文化を緊急に調査するように人々に呼びかけた。著書は多いが、文体は難解で、ことに晩年、形而上学的傾向が強まるにつれて、いっそう甚だしくなった。バスティアン自身は進化論者ではなかったが、人類の心理が基本的には同一なため、各地で類似した制度、習俗が発生するという原質思念の説は、文化進化論を支える理論として歓迎された。(参照元・小学館 日本大百科全書(ニッポニカ))。

アドルフ・バスティアンさんが誕生してから、198年と149日が経過しました。(72469日)
亡くなってから、119年と294日が経ちました。(43759日)
28710日間 生きました。