海野和男うんのかずお
写真家[日本]
1947年 6月25日 生 (満77歳)
海野 和男(うんの かずお、1947年6月25日 - )は、日本の昆虫写真家であり、同ジャンルの草分け的な存在。
日本自然科学写真協会会長、日本昆虫協会理事、日本写真家協会会員を歴任。
広角レンズを使った接写により、昆虫の周囲の環境を風景として写しこんだ作風を得意とする。
経歴=
1947年、東京都に生まれる。
新宿区立西戸山小学校、東京都立青山高等学校卒業。
東京農工大学の日高敏隆研究室で昆虫行動学を学ぶ。
大学生の時に「スジグロシロチョウの交尾拒否行動」の写真が取り上げられ、以後昆虫写真家としての道を歩むことになる。
1990年に、長野県小諸市でクワガタムシの大アゴが落ちているのを見つけ、豊かな自然の残る小諸の地に惹かれ、ここにアトリエを建てて一年の多くの時間を過ごしている。
著作=
自然を知ってもらうことによって環境保護の理解も進むと考え、数々の写真集を出版している。
子ども向けの書籍を中心に200冊近くの著作がある。
1994年、『昆虫と擬態』(平凡社)が日本写真協会賞を受賞。
他にも本格的な写真集を多数出版しているほか、子供向けの図鑑類や飼育指南書も多く手がける。
また、海野和男の撮った昆虫の写真は広く昆虫図鑑に使用されている。
その他にも、都会で自然に触れる方法として、バタフライガーデンの紹介にも精を出している。
海野和男『《昆虫顔面図鑑 世界編》』実業之日本社、2011年6月9日(原著2011年)、112頁頁 ……
海野和男さんが誕生してから、77年と150日が経過しました。(28274日)