アウグスト・アイヒラーAugust Wilhelm Eichler
植物学者[ドイツ]
1839年 4月22日 生
アウグスト・アイヒラー(August Wilhelm Eichler, ラテン名:Augustus Guilielmus Eichler, 1839年4月22日 - 1887年3月2日)は、ドイツの植物学者である。
分類学において、植物界を顕花植物、隠花植物の二大植物群に分類した一人である。
生涯=
ドイツ連邦ヘッセン選帝侯国(現ヘッセン州)のノイキルヒェンに生まれた。
マールブルク大学で学び、1871年にグラーツ工科大学の植物学教授、およびグラーツの植物園園長になった。
1872年にキール大学の教授となり、1878年にベルリン大学の植物園の園長となった。
花の比較形態学的研究を行い『花式図』(Blütendiagramme) を著した。
ブラジルのマツやソテツなどの植物群を広範囲に研究した。
アイヒラーは植物を顕花植物・隠花植物の二大植物群に分類し、これは進化の考えて分類を行うさきがけであり、系統分類法のさきがけでもあった。
また顕花植物を被子植物と裸子植物に分け、被子植物を単子葉植物と双子葉植物に分けた。
この分類はヨーロッパで広く受け入れられ、アドルフ・エングラーの分類大系のもとになった。
1876年コテニウス・メダル受賞。
著書=
Blütendiagramme, Volume I: 1875, Volume II: 1878 (Floral diagrams). (Botanicus.org Website), (Biodiversity Heritage Library
Flora Brasiliensis (Flora of Brazil) カール・フリードリヒ・フィリップ・フォン・マルティウス (Carl Friedrich Philipp von Martius) の死後1868年から1887年まで編集、その後イグナーツ・ウルバン (Ignatz Urban) が継承 (Botanicus.org Website ……