ルイス・ミラモンテスLuis Ernesto Miramontes Cárdenas
化学者[メキシコ]
1925年 3月16日 生
ルイス・エルネスト・ミラモンテス・カルデナス(Luis Ernesto Miramontes Cárdenas, 1925年3月16日 – 2004年9月13日)はメキシコの化学者。
経口避妊薬の開発者の1人として知られる。
ナヤリット州テピックに生まれ、メキシコシティで死去した。
メキシコ国立自治大学 (Universidad Nacional Autónoma de México, UNAM) で化学工学の学位を取得した。
同大学の化学研究所を創立した研究者の1人であり、主に有機化学分野の研究を行った。
UNAM の化学部の教授、イベロアメリカーナ大学 (Universidad Iberoamericana) 化学部の学部長・教授、メキシコ石油研究所 (Mexican Institute of Petroleum, IMP) の副所長を務めた。
アメリカ化学会、メキシコ工学会、国立化学・化学工学会、メキシコ化学会、アメリカ化学工学会、ニューヨーク科学アカデミーの会員であった。
経口避妊薬の開発=
アメリカ発明者栄誉殿堂収載の経口避妊薬に関する特許
ミラモンテス(右)とモリーナ(1995年ごろ)
ミラモンテスは有機化学、薬学、石油化学、大気化学、汚染物質に関する多くの論文と40近くの国際特許を持つ。
1951年10月15日、26歳のとき経口避妊薬(ピル)を製造する際の基礎化合物となるノルエチンドロンを合成した。
このことによって、彼は経口避妊薬の発明者の1人と考えられるようになった。
メキシコの化学会社シンテック (Syntex) のカール・ジェラッシ (Carl Djerassi) とジョージ・ローゼンクランツ (George Rosenkranz) に次いでノルエチンドロンの特許 ……