アンゼルム・キーファーAnselm Kiefer
画家[ドイツ]
1945年 3月8日 生 (満79歳)
アンゼルム・キーファー(Anselm Kiefer、1945年3月8日 - )は、20世紀〜21世紀のドイツの画家。
戦後ドイツを代表する画家であり、ドイツの歴史、ナチス、大戦、リヒャルト・ワーグナー、ギリシャ神話、聖書、カバラなどを題材にした作品を、下地に砂、藁(わら)、鉛などを混ぜた、巨大な画面に描き出すのが特色である。
経歴=
1945年、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州ドナウエッシンゲンに生まれた。
はじめフライブルク大学で法律を学ぶが、のち美術に転じ、カールスルーエの大学、後にデュッセルドルフ芸術アカデミーで絵画を学び、ヨーゼフ・ボイスらに師事した。
また彼はピーター・ドレイファーにも師事した。
1960年代の末からナチスを主題とした作品に取り組み、1969年にはヨーロッパ各地でナチス式敬礼をする画家自身を撮影した一連の写真作品『占領』を発表し、物議をかもした。
キーファーの作品は、古代の神話からナチス・ドイツのいまわしい時代まで含めたドイツの歴史をテーマとし、第二次大戦後のドイツが忘れようと努めていた暗い過去をも白日の下にさらそうとするものだった。
ボイスの下で学ぶうちに、ドイツ文化の深淵を探る一方日用品を作品に取り入れる彼の手法に影響を受けたほか、画家として先行していたゲオルグ・バゼリッツのスタイルに接近するようになった。
草や藁など損傷しやすいものを絵画に使うようになったのもこの頃からである。
1980年代以 ……
アンゼルム・キーファーさんが誕生してから、79年と258日が経過しました。(29113日)