アルベール・フェールAlbert Fert
物理学者[フランス]
1938年 3月7日 生 (満86歳)
アルベール・フェール (Albert Fert、1938年3月7日 - ) はフランスの物理学者。
巨大磁気抵抗の発見者の一人であり、この発見はギガバイト単位のハードディスクの成功へつながった。
現在はオルセーのパリ第11大学の教授であり、国立科学研究センター(CNRS)と電機メーカー・タレスグループの合同研究室の科学主任でもある。
2007年にペーター・グリューンベルクとともにノーベル物理学賞を受賞した。
経歴=
カルカッソンヌ出身。
フェールは1962年パリの高等師範学校を卒業した。
1963年にパリ大学で修士号を取得し、1970年にはパリ第11大学でPh.D.を取得した。
1988年にはフェールは巨大磁気抵抗効果(GMR)を鉄とクロムの多分子層で発見した。
これはスピントロニクスの始まりと考えられている。
GMRは同じ時に独立にユーリヒ研究所でペーター・グリューンベルクによって発見されている。
1988年からアルベール・フェールはスピントロニクスの分野に貢献している。
受賞=
ジェームス・C・マックグラディ新材料賞(1994)
フランス物理学会のGrand prix de physique Jean Ricard(1994)
国際純粋・応用物理学会連合の磁性賞(1994)
EPS欧州物理学賞(1997)
国立科学研究センター金メダル(1997)
ウルフ賞物理学部門(2006)
トムソン・ロイター引用栄誉賞(2006)
日本国際賞(2007)
フランス科学アカデミー選出(2004)
ノーベル物理学賞(2007)
アルベール・フェールさんが誕生してから、86年と259日が経過しました。(31671日)