高倍鉄子たかべてつこ
農学者・植物生理学[日本]
1947年 2月20日 生 (満77歳)
高倍 鉄子(たかべ てつこ、1947年2月 - )は、日本の農学者。
専門は、植物生理学、研究テーマは、植物の環境ストレス(塩分、乾燥、熱、低温等)に対する耐性の生理学的、分子生物学的メカニズムの解明、そして、最終的には、ストレス耐性植物の作出によって、砂漠化の防止等に貢献すること。
学位は農学博士(名古屋大学・1975年)。
名古屋大学大学院生命農学研究科教授を経て、名城大学教授。
植物の浸透圧の調節などに関係するグリシンベタインに着目し、これを作る機能をイネに遺伝子的に組み込むことによって、耐塩性の高いイネの作出に成功。
これらの業績により、1997年に猿橋賞を受賞した。
人物=
夫は、名城大学教授の高倍昭洋。
経歴=
1969年 名古屋大学理学部化学科卒業
1971年 名古屋大学大学院理学研究科修士課程修了
1971年 名古屋大学農学部生化学制御研究施設教務職員
1975年 名古屋大学より農学博士の学位を取得。
学位論文の題は「Chromatiumリブロースジリン酸カルボキシラーゼのサブユニット構造と機能」。
1979年 名古屋大学農学部生化学制御研究施設助手
1985年 名古屋大学農学部生化学制御研究施設講師
1989年 名古屋大学農学部生化学制御研究施設助教授
1994年 名古屋大学生物分子応答研究センター助教授
1999年 名古屋大学大学院生命農学研究科教授
受賞歴=
1985年 農芸化学会奨励賞
1997年 猿橋賞
著書=
1. Betaine aldehyde dehydrogenase protein is present in leaves of both betaine accumulators and ……
高倍鉄子さんが誕生してから、77年と275日が経過しました。(28399日)