森口邦彦もりぐちくにひこ
染織家[日本]
1941年 2月18日 生 (満83歳)
森口 邦彦(もりぐち くにひこ、1941年2月18日 - )は、日本の染織家。
勲等は旭日中綬章。
京都工芸美術作家協会顧問、公益社団法人日本工芸会会員、文化功労者。
社団法人日本工芸会副理事長などを歴任した。
来歴=
生い立ち=
1941年2月18日、京都府京都市にて生まれた。
父は同じく「友禅」の人間国宝である森口華弘である。
京都市立美術大学の日本画科を経て、パリ国立高等装飾美術学校のグラフィックデザイン科を卒業した。
フランスでは、ガエタン・ピコンやバルテュスの知己を得た。
バルテュスからのアドバイスもあり、友禅に取り組むことを決意する。
染織家として=
日本に帰国すると、父の下で友禅を技術を学んだ。
のちに「友禅」の人間国宝となり、文化功労者として顕彰された。
2019年9月には、来日したフランス大統領エマニュエル・マクロンが森口の邸宅を訪れた。
マクロンは森口の作品を鑑賞し、森口とフランス語で対談した。
略歴=
1963年:京都市立美術大学日本画科卒業・フランス政府給費留学生として渡仏
1966年:パリ国立高等装飾美術学校卒業
1995年:京都府指定無形文化財保持者認定
2007年:重要無形文化財「友禅」保持者に認定
2014年:三越百貨店の新しいショッピングバッグ(三越「実り」紙手提袋)をデザイン。
同作はグッドデザイン賞を受賞した。
2020年:京都国立近代美術館にて展覧会「人間国宝 森口邦彦 友禅/デザイン―交差する自由へのまなざ ……
森口邦彦さんが誕生してから、83年と276日が経過しました。(30592日)