森政弘もりまさひろ
ロボット工学者[日本]
1927年 2月12日 生 (満97歳)
森 政弘(もり まさひろ、1927年(昭和2年)2月12日 - )は、日本の工学者、仏教徒。
東京工業大学名誉教授、工学博士(東京大学)。
オートメーションやロボットの研究で先駆的な研究実績を持ち、創造性や仏教に関する著書や講演も多い。
ロボットコンテストの創始者であり、「ロボコン博士」の異名も持つ。
紫綬褒章、勲三等旭日中綬章を受勲。
東京大学生産技術研究所助教授、東京工業大学制御工学科教授、(株)自在研究所代表取締役、日本ロボット学会会長を歴任。
早期にロボットハンドや人工心肺の自動制御、人工筋肉や群ロボットの研究開発に着手し、サイバネティックモーションや不気味の谷といった新概念も提唱した。
自動製糖システムや自然力推進ボートなどの産学連携研究でも実績を残している。
来歴=
幼少期から学生時代=
1927年三重県生まれ。
幼稚園のときに祖父が建てた名古屋市の家で育つ。
小学校時代から工作を好み、寝食を忘れて物作りに取り組んだ。
小学4年生の夏休みには、風呂場の薪を削って大きな飛行機のソリッドモデルを製作し、教師を驚かしたという。
中学校に入ると真空管に魅せられ、将来は電気技術者になろうと志した。
そのため自宅に工作室を持ち、そこに閉じこもる毎日が続いた。
戦争中に第八高等学校 (旧制)に進学。
空襲がある頃から、近隣住民のラジオを修理してあげるようになる。
これは戦後の混乱の中で、一家の貴重な収入源と ……
森政弘さんが誕生してから、97年と283日が経過しました。(35712日)