オーギュスタン・ピラミュ・ドゥ・カンドールAugustin Pyramus de Candolle
植物学者[スイス]
1778年 2月4日 生
オーギュスタン・ピラミュ・ドゥ・カンドール(Augustin Pyramus de Candolle または Augustin Pyrame de Candolle、1778年2月4日 – 1841年9月9日)は、スイスの植物学者である。
王立協会外国人会員。
カンドールはチャールズ・ダーウィンの自然淘汰の原理に影響を与えた "自然の戦争"の考え方を示し、異なる種が、類似する環境のもとで、同じような性質を発達させるいわゆる「相似(analogy)」の現象を認識した。
一定の光の下でも、植物の葉の動きが日変化することを認識し、植物に内部的な生物時計があることを主張した。
オーギュストの子孫、アルフォンス・ドゥ・カンドールやカジミール・ピラミュ・ドゥ・カンドール(フランス語版)も分類学の研究に貢献し、オーギュスタンが編集を始めた、植物カタログProdromus Systematis Naturalis Regni Vegetabilisの作成を行った。
生涯=
ジュネーヴに役人の息子に生まれた。
先祖は16世紀に宗教迫害からジュネーヴに逃れたフランスの名家であった。
7歳の時に水頭症を患うが、文学などに才能をみせた。
Collège Calvinでジャン=ピエール・ヴォーシェ(Jean Pierre Étienne Vaucher)に学び、植物学を研究することを決めた。
1796年にデオダ・ドゥ・ドロミューの招きをうけてパリに赴き、1798年に René Louiche Desfontaines の助けで シャルル=ルイ・レリティエ・ドゥ・ブリュテルの薬草園で働いた。
この仕事で評価を受け、1799年に最初の著書、Plantarum historia succulentarumを出版し、1802年にAstragalogi ……