ヘンリー7世Henry VII
イングランド国王[イギリス]
(ユリウス暦) 1457年 1月28日 生
(ユリウス暦) 1509年 4月21日 死去享年53歳
ヘンリー7世(Henry VII、1457年1月28日 - 1509年4月21日)は、テューダー朝初代のイングランド王(在位:1485年8月22日 - 1509年4月21日)およびアイルランド卿。
ボズワースの戦いでリチャード3世を破って王位を勝ち取った。
戦いで王座を得た最後のイングランド王である。
ランカスター朝の系統のヘンリー7世は、ヨーク朝のエドワード4世の娘にしてリチャード3世の姪にあたるエリザベス・オブ・ヨークと結婚して王位を固め、薔薇戦争による混乱を解決した。
テューダー朝を創立して24年間王位に座り、平和裏に息子ヘンリー8世に王位を継承した。
君主の権力を回復し、政治を安定させ、優れた統治、積極的な外交政策と経済運営を行った。
一方で、富裕層に対しては不当な手続きによって財産罰を濫発した。
テューダー朝断絶後にイングランド王位を継承したステュアート朝のジェームズ1世は、ヘンリー7世の長女マーガレットの曾孫であり、そのためヘンリー7世は現在のイギリス王家の祖先にもあたる。
生涯=
家系および幼少期=
若きヘンリー
ヘンリー・テューダー、後のヘンリー7世はウェールズのペンブルック(ペンブローク)城で1457年1月28日に生まれた。
母はランカスター家傍系ボーフォート家の当時13歳のマーガレット・ボーフォート。
父はリッチモンド伯エドマンド・テューダーであったが、誕生の3カ月前に死去していた。
ヘンリーの祖父オウエン・テューダーは古のウェールズ君主の ……