藤枝守ふじえだまもる
ミュージシャン[日本]
1955年 1月10日 生 (満69歳)
藤枝 守(ふじえだ まもる)は、日本の現代音楽の作曲家。
経歴=
カリフォルニア大学サンディエゴ分校では湯浅譲二、フリオ・エストラダ、モートン・フェルドマン、ゴードン・ムンマ他に師事。
現在九州大学名誉教授。
創作音楽に関して=
藤枝守は「耳の理解をはるかに超えた複雑で緻密な作曲手法は…(中略)、けっして耳に居心地のいいものではなかった」ことから、自身の創作を展開している。
聞いて感じが良いものとはなにか、それはなぜ感じが良いのか、といった2つの問いに答えることが藤枝の創作の根幹である。
初期の藤枝は調性に基づいたシステマティックなパターンを西洋音楽の古典にも適用し、古典のメロディを際限なく自身の創案したパターンで「寄生」することによって音楽が生成されていた。
この時期の代表作にピアノのための「遊星の民話」がある。
調性的なパターンに特殊な変調を施した電子音楽もこの時期に制作された。
その後カリフォルニア大学サンディエゴ分校では湯浅譲二、フリオ・エストラダ、モートン・フェルドマン、ゴードン・ムンマ他に師事し、この地でハリー・パーチの43分割音律を知り、自身の音楽を調律の問題へシフトさせた。
12平均律全盛の前衛音楽の歴史に一石を投じることができるのではと考え、音律の変更が楽な、琴、クラビコード、笙といった楽器編成に変更して電子楽器とは離れた。
しかし、自身の使用する調律にはコンピュータが ……
藤枝守さんが誕生してから、69年と316日が経過しました。(25518日)