角谷美智子かくたにみちこ
文芸批評家[アメリカ]
1955年 1月9日 生 (満69歳)
ミチコ・カクタニ(Michiko Kakutani、漢字:角谷 美智子、1955年1月9日 - )は、『ニューヨーク・タイムズ』などを中心に活躍する文芸批評家。
日系アメリカ人二世。
生い立ちと経歴=
1955年、アメリカ合衆国コネチカット州ニューヘイブンで生まれた。
父は日本で生まれ、戦前にアメリカに渡ってイェール大学の数学科教授を務め、経済学の一般均衡理論の基礎となる多価写像の不動点定理を証明した角谷静夫である。
母はカリフォルニア州バークレーで育った日系二世である。
児童文学作家のヨシコ・ウチダは叔母(母の妹)に当たる。
イェール大学にて英文学を専攻、1976年に文学士号取得。
大学では著名な小説家ジョン・ハーシーのもとで学んだ。
卒業後、『ワシントンポスト』の記者として経歴を開始。
そして、1977年から1979年まで雑誌『タイム』で働いた。
1979年にニューヨーク・タイムズに入社した。
1983年以来同紙の書評欄を担当。
1998年にピューリッツァー賞の批評部門を受賞するなどその批評記事は高く評価されており、アメリカの読書界における最も影響力のある人物のひとりである。
2017年7月、書評担当チーフの退任が発表された。
特徴=
カクタニの書評の特徴として、当該の本を褒める際も貶す際も極めて断定的な筆致で書かれる点が挙げられる。
著名な作家や文学界の大御所的存在の執筆した本に対しても、内容によっては非常に辛辣な批評をするため、作家の中には ……
角谷美智子さんが誕生してから、69年と330日が経過しました。(25532日)