ボリス・チェルトックBoris Chertok
科学者、宇宙工学者[ロシア]
1912年 3月1日 生
ボリス・エヴセーエヴィチ・チェルトック(ロシア語: Борис Евсеевич Черток、1912年3月1日 - 2011年12月14日)はソ連/ロシアの科学者、工学者。
ロシアの弾道ミサイルや宇宙機の制御システムを数多く手がけた。
ロシア科学アカデミー会員。
経歴=
モスクワエネルギー大学を卒業。
第二次世界大戦直後にはドイツに渡ってV2ロケットの調査を指導した。
その後、人類初の人工衛星であるスプートニク1号の打上げやガガーリンの有人飛行などに制導制御技術者として参加し、ソ連の宇宙開発に貢献した。
晩年にはモスクワ技術物理大学の教授、RKKエネルギアの相談役等を務めた。
著書の Rockets and People はソ連の宇宙開発史について最も信頼のおける情報源となっている。
2011年12月14日、ロシア連邦・モスクワにて死去。
99歳没。
著書=
彼の回想録 Ракеты и люди(Rockets and People) はNASAの歴史部門が英語版の翻訳出版を手掛けたが、その際には Challenge to Apollo: The Soviet Union and the Space Race, 1945-1974 の著者で宇宙開発史家のAsif Siddiqiが編集者として関与している。
ロシア語(原著)
Черток Б.Е. Ракеты и люди — М.: Машиностроение, 1999. (B. Chertok, Rockets and People)
Черток Б.Е. Ракеты и люди. Фили — Подлипки — Тюратам — М.: Машиностроение, 1999. (B. Chertok, Rockets and People. Fili — Podlipki — Tyuratam)
Черток Б.Е. Ракеты и люди. Горячие дни холодной войн ……