カティーナ・パクシヌーKatina Paxinou
女優[ギリシャ]
1900年 12月17日 生
カティーナ・パクシヌー(Katina Paxinou, 1900年12月17日 - 1973年2月22日)は、ギリシャのピレウス出身の女優である。
カティナ・パクシノウとも表記される。
経歴=
1900年にギリシャ王国のピレウスで生まれ、オペラ歌手としての訓練を受けた。
1928年に初舞台を踏み、1930年代初頭にギリシャ国立劇場(当時は王立劇場)の創設メンバーとなる。
第二次世界大戦が始まるとイギリスに渡り、その後、アメリカ合衆国でブロードウェイの舞台に立つ。
1943年のサム・ウッド監督の映画『誰が為に鐘は鳴る』で映画デビュー、同作の演技で第16回アカデミー賞助演女優賞および第1回ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞する。
その後、数本のハリウッド映画に出演した後に、1950年代の初頭には活動の中心をギリシャに戻す。
1973年にガンで死去。
主な出演作品=
公開年
邦題原題
役名
1943
誰が為に鐘は鳴るFor Whom the Bell Tolls
ピラー
1945
密使Confidential Agent
メランデス夫人
1949
狐の王子Prince of Foxes
モナ・コンスタンツァ・ゾッポ
1955
秘められた過去Mr. Arkadin
ソフィー
1959
奇蹟The Miracle
1960
若者のすべてRocco e i suoi Fratelli
ロザリア
1968
若草の萌えるころTante Zita
ジタおばさん
受賞歴=
第16回アカデミー賞(1944年) アカデミー助演女優賞:『誰が為に鐘は鳴る』
第1回ゴールデングローブ賞(1944年) 助演女優賞:『誰が為に鐘は鳴る』
第9回ニューヨーク映画批評家協会賞(1943年、これのみノミネート) 主演女 ……