佐伯千秋さえきちあき
児童文学作家[日本]
1925年 12月6日 生
2009年 死去享年85歳
佐伯 千秋(さえき ちあき、1925年12月6日 - 2009年1月3日)は、日本の少女小説家。
児童文学作家。
広島市出身。
経歴・人物=
少女小説やジュニア小説で知られる。
本名、薦田千賀子(こもだ・ちかこ)。
佐伯は旧姓である。
広島県立広島第一高等女学校から日本女子大学校に進学したが、広島市への原子爆弾投下で両親を失ったのち退学。
作家となってからは西東京市 (旧保谷市)に住んだという。
原爆ドーム永久保存を決定した当時の広島市長・浜井信三は義兄に当たる。
1955年当時から日本児童文芸家協会会員。
2009年4月に発行された協会の機関誌『児童文芸』誌上にて、訃報が伝えられた。
1954年ごろから小学館の雑誌『女学生の友』や『小学〇年生』などの学習雑誌に読み切りの短編小説や小学生向けの読み物を執筆し、1959年「燃えよ黄の花」(『女学生の友』1958年9月号掲載)で第8回小学館児童文化賞を受賞する。
1965年には初の単行本『潮風を待つ少女』を刊行し、以後集英社のコバルト・ブックスにジュニア小説を数多く書いた。
1976年に集英社コバルトシリーズが創刊されると、単行本の多くが文庫化され、書下ろしも刊行したが、1980年代はじめごろを最後に創作の発表は途絶えている。
著書=
『潮風を待つ少女』(集英社、コバルト・ブックス) 1965
のち文庫
『若い樹たち』(集英社、コバルト・ブックス) 1966
『赤い十字路』正・続(集英社、コバルト・ブックス) 1966
のち ……
佐伯千秋さんが誕生してから、98年と350日が経過しました。(36145日)