ポール・ヴィリリオPaul Virilio
思想家、都市計画家[フランス]
1932年 1月4日 生 (満92歳)
ポール・ヴィリリオ(Paul Virilio, 1932年1月4日 - 2018年9月10日)は、フランスの思想家、都市計画家、ステンドグラス作家。
速度学(ドロモロジー)を提唱し、テクノロジーやメディアの加速度的発達が人間の知覚や行動、社会システムをどのように変容させるのか分析を行った。
パリ生まれ。
略歴=
1932年パリ生まれ。
父親はイタリア系で共産主義者。
母親はブルターニュ系のカトリック教徒。
戦時中ナントに疎開。
第二次世界大戦後はパリの工芸学校に進学のかたわら聴講生としてソルボンヌ大学でのウラジミール・ジャンケレヴィッチやレーモン・アロンの哲学などの講義を受講していた。
その後、アルジェリア戦争に召集もされ除隊後、絵画やステンドグラスの作家として出発。
1958年から大西洋の壁、掩体壕といった戦争遺産などの調査研究を開始。
1960年代から建築と都市計画業も開始し、聖ベルナデッタ教会を(ヌヴェール、クロード・ペアレントらと)1966年に、トムソン・ヒューストンの航空宇宙研究センター(ヴェリジー=ヴィラクブレー)などを1969年に手がける。
1969年からパリ建築学校ESA(École Spéciale d'Architecture)で教鞭をとる(その後同校校長もつとめる)。
1975年の『トーチカの考古学』(Bunker Archéologie)から本格的な執筆活動を始める。
1987年、フランス設備住宅省と国土整備省、運輸の三省から著作活動に対して批評家国民賞を授与。
速度と加速度の概念を取り違えた論 ……
ポール・ヴィリリオさんが誕生してから、92年と322日が経過しました。(33925日)