ヴォルフガング・ケターレWolfgang Ketterle
物理学者[ドイツ]
1957年 10月21日 生 (満67歳)
ヴォルフガング・ケターレ(Wolfgang Ketterle、1957年10月21日 - )は、ドイツに生まれアメリカ合衆国で活動した物理学者である。
2001年「希薄なアルカリ原子ガスでのボース=アインシュタイン凝縮の実現、および凝縮体の性質に関する基礎的研究」により、エリック・コーネルとカール・ワイマンと共にノーベル物理学賞を受賞した。
1995年、ワイマンらとは独立にナトリウム原子のボース=アインシュタイン凝縮を実現した。
来歴=
ハイデルベルクに生まれ、ハイデルベルク大学、ミュンヘン工科大学で学び、マックスプランク量子光学研究所でヘルベルト・ヴァルターらのもとで研究し、1990年マサチューセッツ工科大学(MIT)のデイヴィッド・プリチャードのグループに加わった。
1993年MITの助教授、1998年には教授となった。
1995年の気体原子のボース=アインシュタイン凝縮の成功の後、ケターレのグループは1997年に2つのボース=アインシュタイン凝縮した試料間の干渉を観測し、原子レーザーを初めて実現した。
2003年には分子のボース=アインシュタイン凝縮を達成し、2005年にはフェルミ凝縮における超流動の実験的証拠を示した。
受賞歴=
1997年:アメリカ物理学会 I・I・ラビ賞
1997年:ドイツ物理学会 グスタフ・ヘルツ賞
1999年:低温物理学会 フリッツ・ロンドン記念賞
2000年:ベンジャミン・フランクリン・メダル
2001年:ノーベル物理学賞
ヴォルフガング・ケターレさんが誕生してから、67年と44日が経過しました。(24516日)