ラファエレ・ピリアRaffaele Piria

サリチル酸（英: salicylic acid）は、ベータヒドロキシ酸の一種の植物ホルモン。化学合成も比較的容易である。消炎鎮痛作用、皮膚の角質軟化作用があり医薬品としてはイボコロリやウオノメコロリで知られ、洗顔料などにも配合される。1830年にフランスの薬剤師アンリ・ルルー (Henri Leroux) とイタリアの科学者ラファエレ・ピリア (Raffaele Piria) が解熱成分（サリチル酸の配糖体）を分離してサリシン（ラテン語: salix 「柳」から）と命名。その後ピリアはサリシンを分解して新物質を発見、サリチル酸と命名した。